Ogavegeブログ
Ogavege創業まで⑤
農家になるには主に2つのルートがあることを書いていきましたが、
実を言うと私はどちらのルートも辿っていないんです。
まず親は農家ではないので親元就農ではなく、
では研修生として農家に一定期間知識や技術を学んだかと言うとそれもしていません。
つまり農家として修業をせずに農家としてのデビューをしてしまったのです。
正確には民間のスクールには通いました。
有機農業法人が主催をする農業スクールに約1年間通ったのですが、
そのスクールと言っても月2回の農場実習と月1回のオンライン授業というあくまで家庭菜園者や農業をスタートさせようとしている人へのきっかけ作り的な存在です。
本当に農家になるにはそこから研修生として1~2年間従事しなければとてもじゃないですがデビューなどできません。
有機などとてもハードルが高い栽培形態ですし、加えてそれに多品目栽培など野菜の知識が盛りだくさんでなければ到底不可能です。
普通に農業を知っている人であればまず最初にこんな選択はしないでしょう。
知らないって本当に怖いことで、知識がない私は何気なく有機の方が良いという安易な理由でその道に足を踏み入れてしまったのです。
今当時の私に声をかけられるとしたら絶対に辞めておくように言います。
やりたいのであれば研修生としての道を選ぶことを勧めるでしょう。
それくらいに進んできた道はチャレンジではなく無謀と言えるものなのです。
農家になるには③
前話の最後は少し話が逸れましたがとにかく農家になるにはハードルが高いというわけです。
それは国が農業を重要視しているからであり、国レベルでそれが制度化されているということです。
だから正式には農地の貸し借りは中間管理機構を通じて行うことが推奨されていますし、
そのルートを通らない貸し借りにおいてはよほどの関係性がなければ借りることは出来ないのです。
だけど地主は農地を貸したいんです。
自分は農家じゃないので管理だけでも大変で、土日(または自分の休日)になると農地の草刈りや耕うんをしてなんとか荒らさないようにと努めています。
管理しきれず放置されている農地だって決して珍しくありませんからね。
中間管理機構にだって貸したいという申請はしているものの借り手がいないのです。
一昔前は地主は小作人に農地を貸してその代わりに年貢を納めてもらっていたのに、今となってはその農地が煙たい存在になっているのですから時代の変化は恐ろしいものです。
そうして貸したくて余っているのにそれでも希望者が農業経験者でなければ貸さないのですから本当に難しい問題ですよね。
だから農家になるには、
1.親元就農
2.研修生を経ての新規就農
のどちらかとなるのです。
補足ですが農業法人に就職をするのも一つですがそれは農家ではないのでここでは触れていません。
農業を仕事にしたいと考えた時には農業法人への就職はハードル自体は高くなく農業従事者になることは可能です。
農家になるには②
農地が有り余っているのに地主である農家は農地を貸してくれない、
これが現実です。
もちろん全てのケースがそうだということでもないのですが感覚論では100件当たって2~3件くらいではないかと思います。
では何故か貸してくれないのか?
それは誰かもわからない人に貸したくない、
ということです。
つまり農業の経験もない、元々知り合いでもない、
という人に農地を貸したくないということなのです。
これは貸す側に立って考えれば至極当然な心理ですよね。
先祖代々の農地を経験も関係性もない人に貸すということは何が起こるかわからないわけであり、貸せないとなるのは仕方のないことです。
いくら設備を揃えたところで肝心の農地がなければ栽培生産が出来ないのですから話になりません。
これが農家ではない人が農家を目指すために越えなければいけない高いハードルの一つなのです。
その為に受け入れ態勢が整っている農家の下に研修生として入り栽培に関する知識や技術を教えてもらい卒業を経て初めて農家スタートのステージに立てるんですね。
こうした制度は国が基準を作っていて、研修生は農家からお金が出るわけではないので年間150万円の補助金を出したり、
卒業後は中間管理機構が農地の賃貸を仲介、斡旋してくれるなど新規農業者にはある程度門戸を開いて農業が衰退しないような仕組み作りがなされています。
こうした制度設計がなされていなければ今よりも確実に新規参入者は無しに等しくなり日本の農業は壊滅します。
ただでさえ農業従事者が減っている現状があるのですから尚更のことです。
日本は伝統ある農業に対してはかなりの力を入れて維持しようとしています。
それは農業のような第一次産業が衰退すると国力低下となることが目に見えているからです。
農業に従事していない時はそれほど危機感はないものの農業を営むようになってからはその重要性を肌で感じるようになりました。
農家になるには
創業までの話から少し逸れますが、農家になるには基本的に2つの道のどちらかとなります。
1.親元就農
2.研修生を経ての新規就農
親元就農とは親が農家でありその手伝いをして経験を積み農家となりいずれ代替わりをするという流れです。
代々農家というのはこの形でのもので私の家でもこうやって農家として続いてきましたがこれは祖父までとなったのは以前に書いた通りです。
もう一つは農家が研修生を受け入れてその知識や技術を教えて1年や2年経過した頃に卒業をして就農するというパターンです。
農家の家柄ではなく農家になりたいという人はこの形でなければ農家になれません。
不思議というか変というか、農家って農家になりたい!と思ってなれる職業じゃないんです。
え?どういうこと?って思いますよね?
例えば教師とか弁護士とかなら免許が必要だからなる為には大学出て資格試験に合格して、という過程を経てなるってことは理解できると思います。
農家もこれと同じなんです。
じゃあ農家って資格が必要なの?って思うかと思いますが上記の職業のようにはっきりとした資格証明書のようなものが必ず必要なわけではありません。
だから今からなる!ってことが出来ないわけではないのですが出来ないに等しいんです。
ではそれは何故か???
農家になるには何が必要だと思いますか?
機械?設備?これらは勿論必要ですが極端な話鍬1本あれば出来ないわけではありません。
更には機械や設備はお金があれば購入できるのでここには何かの制限があるわけではありません。
種や苗だってホームセンターに行けば売っているので誰でも買えます。
では何か???
それは土地(農地)です。
そんな農地なんて農家の人に借りればいいじゃん!今は農家が減り続けてるってニュースになっているし、辞めて余ってる農地なんていっぱいあるでしょ?
それは間違いではなくむしろその通りなんです。
耕作放棄地というのですが親が農家だったけど自分は違って、農地はあるけど生産はしていないなんてケースはいくらでもあります。
生産はしなくても管理だけしていればまだいいですが管理も出来ず草木がボーボーと生えているなんて農地もそこらじゅうにあります。
じゃあ借りれるじゃん!
いやそうではないんです。
農家は貸してくれないんです。
えっ???( ゚Д゚)
Ogavege創業まで④
茂原市から通えるトレーナーの仕事は無いわけではないと思います。
しかし私は探しませんでした。
私がやりたいトレーナーの仕事って結構特殊なんです。
トレーナーと言えば筋トレを教えて身体の機能向上やダイエットなどの指導をするってイメージが強いと思います。
もちろんその通りなのですが、私としては健康を広めていきたいという想いがあったので、
運動だけでなく栄養や休養、またケガや病気、食事、食品添加物、人間の細胞などなど色々な勉強をしてきました。
だからこそ運動を中心に教えているフィットネス業界ではそれらの知識が活かされないだろうなって思ったんです。
業界も19年いれば色々なことを知っていますからね。
じゃあどうしようか?
以前住んでいた神奈川では20㎡の畑を借りて家庭菜園をしていました。
そうした経緯もあって、うちは代々農家だし土地もあるし最低限のトラクターや軽トラなどの機械、設備もあるし、じゃあ農家でもやろうかな。
せっかくやるなら食を通じて健康を届けたいから無農薬でやりたいな。
こんな軽はずみな考えから有機農家になろうと決めたのです。
この先待ち受けるとんでもない苦労などこの時の考えでは簡単ではないことは理解をしていても今思い返せば理解していないに等しいくらいなものでした。
両親も大反対ですよ(笑)
祖父は父に農家を継がせなかったのに息子である私が農家をやるって言ってるんですから(笑)
チャレンジって言えば聞こえが良いですがハッキリ言って無謀、もし私の知り合いに同じようなことをしようとする人間がいたら絶対に止めます。
その理由はまた明日。

